見当識障害

痴呆症の症状

見当識障害

見当識障害とは自分が置かれている場所や時間、また環境等を把握する認識能力が脳の障害によって正常に働かない状態で、自分のいる場所や時間が思い出せないという症状がでてきます。

直前に時計で時間を確認しても眼を外した瞬間にわすれてしまったり、瞬間的に自分がどこにいるか把握できなくなります。

また日付の間隔も失われますが、正常人でも咄嗟に日付が思い出されない事がありますが、見当識障害の場合、月の初めか終わりかもわからなく、季節のどこに当たるのかが認識できないので、冬に暖房がついて暖かいと夏だと思い込んだりします。

場所の認識では、自宅にいても居間からトイレに行く事が出来なくなったりします。

見当識障害は時間や空間的なもの忘れだけでなく、言語や行動等の認識能力が異常をきたし聴覚や発声機能に異常がないにもかかわらず、言語の理解や発声が障害される失語や、運動障害をもたらす器質的な病変がないのに行動が正しく行われない失行等の症状が出ることもあります。

また本来認識すべき対象に対して、正常な意味を理解できなくなった失認の症状も出る事があります。

失語では普通に話す事は出来てもメガネやテレビ等の単語が出てこなくアレやソレと言ってしまう事や、目の前にいても名前が出で来ずにこの人やあの人など固有名詞が言えなくなります。

失行では運動機能に問題がないのに箸が使えなくなったり、服を着替える事が出来なくなります。

失認の症状は例えば普段身近にあり使っているペンを実際に持って見ていてもなんだかわからず認識出来ていないというような障害が現れます。

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