加齢関連認知低下(Aging-associated Cognitive Decline(AACD))とは、年齢を重ねることで認知機能が低下してくる自然に起こる老化現象の事で、認知症になっていない状態をいいます。
痴呆症ではなくとも記憶や思考、また言語などの全般的な認知機能の低下が確認でき、年齢適応の認知評価より低い状態を指しAACDの約30%が3年以内に認知症になると言われています。
AACDで見られる認知機能の低下は記憶、学習、注意、言語、視空間認知、思考の5 つの多面的な認知機能で、診断基準は本人か家族など信頼できる人から認知機能の低下が報告されることや、症状がゆっくりと進行しており、その症状が6 ヶ月以上継続していること、また健康な同年代に比べて認知機能の低下が見られ、精神面において何らかの異常があること等にあてはまるとAACDであると診断されます。
AACDである65歳以上の人は全体の約20%もいるといわれており、このうちの30%は認知症に以降する確率が高いと言われているので、認知症の予防にはこのAACDと診断された人たちが認知症に以降しないようにする事が重要です。
また糖尿病患者はAACDになりやすいと言われており、非糖尿病者の1.5倍の確率でAACDになると言われ、若い頃にコレステロール値が高かったのに老年期にコレステロール値が急に減少している人はAACDの予備軍と言われています。
体を普段から動かす習慣のない人もAACDになりやすいと言われ、痴呆症予防には生活習慣の改善と日常的で継続的な運動が重要です。
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